Francais 日本語 maia i am
文月
7月/文月

梅雨の終わりを待ち、空を眺める毎日の7月であった。ちからづくの梅雨開宣言が気象庁から発表されたのは7月31日となった(平年20日?)。初めてのセミが少々泣き始めたのはもう24日であった。
寒くて湿気ってる日本から今年は記録的な暑さで悩まされているフランスを見る。不思議!母はパリから弟の住むブルターニュに非難した。

文月(ふみづき・ふづき):七夕(たなばた)に託して書(ふみ)を開くから文月、また旧暦の7月は稲の穂が膨らみ始めることから穂含(ほふくみ)月から転じたとも言われる。
ジュリアスシーザーの誕生月であるため、月の名をラテン名ユリウスJuliusと改めた。

2003/07/07 七夕
牽牛星と織女星の星祭り:織女星(しょくじょせい)はこと座のベガ、牽牛星(けんぎゅうせい)はわし座のアルタイル。天帝の娘、織女と牛飼の牽牛夫婦があまりに仲がよく、仕事をしなくなったので天の川で隔てて別居させ、年に1度だけ会うことを許したという中国の伝説に由来。
祖先の霊に布を捧げる日本の行事で布織りの女性を「棚機女(たなばたつめ)」と読んだことと合わさって、「たなばた」の呼び名となった。織女は女子の手芸の神様でもあり、和歌を詠んだ短冊などを元々供え物としていたことから、笹竹に短冊を飾ることが行事の一つとして江戸時代から民間に定着した。「笹の葉さらさら軒端に揺れる・・・」の美しい日本語の童謡もある。
五節供の一つ、七夕(しちせき)の節供 、笹の節句とも言う。旧暦の七夕は盆の時期で「農閑期」でもあった。太陽暦に移り、七夕は梅雨の時期となったことで、農村での「祭り」としては適さくなった上、星祭りには不都合が多い。8月に祭る所もある(仙台など)。

2003/07/13 迎え火と送り火
迎え火:盆の入り(13日)の夕方、家の前で火を焚き祖先の霊を迎える。
送り火:盆明け(16日)の夕方に火を焚いて祖先の霊を帰す。
江戸時代に盛んになり、様々な形で行われる:川や海に灯籠を流す、九州の豪華小舟流し、旧暦通りに祭る京都の大文字の送り火など。
盆踊りも元々は、盆に返ってきた祖先の霊を迎え慰め、返すための行事。またキュウリの馬、ナスの牛を玄関先や庭に乗り物として供える盆送り、送り盆などは今でも見られる。

2003/07/14 カトルズジュイエ・7月14日祭/パリ祭
14世紀に立てられたバスティーユ要塞は監獄として使用されるようになり、裁判も無しに王室からの命令だけで有名人も無名の人も数多く入れられた。1789年7月14日、バスティーユ要塞はパリ市民によって包囲・奪取。収容されていた人々を解放することよりも王室の専制のシンボルたった要塞の崩壊が目的だった。1790年に壊されて、7月の記念柱が立てられた。そのてっぺんには「genie」自由の精の像がある。
1880年からフランス革命の象徴として国の祭日となった。このフランス革命は後に全ヨーロッパ、そして世界に人間宣言や民主主義を広めたきっかけともいわれている。
昼間はchamps elysees通りで行進が行われ、フランス中の広場や街角で人々が踊ったりする。田舎の方では花火が上げられる。海外に住んでいるフランス人は大使館に集まってお祭りする。
共和国・民主共和制であることを改めて意識する日、この自由・この権利と義務を勝ち取るために戦った日を記念する日である。

2003/07/15 中元
古代中国の星祭りの3元に由来し、上元=正月十五日、中元=七月十五日、下元=十月十五日のように年の折り目の15日が祭日となっていた。それらの日には神様に供え物をして身の汚れを清め、人々をもてなす習慣があった。そのうちの中元だけが仏教の盂蘭盆(うらぼん)と結び付いて残り、「生き盆」から広がった:両親が存命中に、その恩に感謝して両親や目上の人に進物を贈る風習。これも現在の中元の贈答戦への道筋。
七月十五日まで「お中元」、それを過ぎると「暑中見舞い」。

2003/07/17 祇園祭
日本三大祭の一つ「祇園祭」:祇園にある八坂神社の祭礼で千年を超えて続けられている。7月中に各種神事・行事が繰り広げられる。32基の山鉾による巡行は17日。前の日の夜は(16日)宵山と呼ばれ夜遅くまで盛り上がる。
素晴らしい本「祇園祭り・山鉾絵図」をお勧め(発行:1985年7月10日、 部数:717部(限定)、原画制作:西脇友一+京都名所行事絵図刊行会絵図制作室、発行所:京都名所行事絵図刊行会)
●西脇友一先生:グラフィックデザイナーで、大阪芸術大学教授、同デザイン学科長、同大学院教授を務められた。現在は名誉教授。京都の中心部に生まれ育ちながら、自身の町内には山鉾がなく、祇園祭に強い憧憬を抱いていた。氏が31基(現在は32基)すべての山鉾の自らの手による再現を目指したのはそんな背景があったためである。
 記録性と客観性を重視した超精密な表現技術「絵図」技法を採用したため、完成まで実に十数年の歳月を必要とした。実際に運行される山鉾は、年によって飾りを変えているが、すべて本来あるべき姿を再現するため徹底的に調査をし、まさに決定版といえるものとなった。
その後、葵祭、時代祭両行装の絵図表現にも挑み、葵祭500体、時代祭1500体の荘厳華麗な行列を見事に再現した。

2003/07/21 海の日
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」
元々海の記念日として「明治9年に明治天皇が東北地方巡幸の帰途、灯台視察船「明治丸」に乗って、横浜港に帰還した日」だった。
学校の夏休みの始まりでもある。

2003/07/27 土用丑の日
「土用」は中国五行説を当てはめた暦で、各季節の終わりの18日間にあたる部分を指す。
夏の土用(7月20日?立秋8月8日)の期間中で、十二支を当てはめた日付の「丑」に相当する日が「土用の丑の日」となる。暦なので、毎年変動する。
7月末は暑さが厳しくて夏バテしやすい時期なので昔から土用蜆(しじみ)、土用餅、土用卵など「精が付くもの」を食べる習慣もあった。丑「う」の日に「うのつくもの」を食べると病気にならないと言う迷信もあったが、「土用丑の日」が一般化されたきっかけは幕末の学者平賀源内が夏場にウナギが売れないと近所のウナギ屋さんから相談され、「本日丑の日」に「うし」の文字がウナギを連想させた張り紙をしたことから、と言われている。

12 muses:
7月の女神
岡達也作
special
●暦
12月/師走
11月/霜月
10月/神無月
9月/長月
8月/葉月
7月/文月
6月/水無月
5月/皐月
4月/卯月
●御節
ある大晦日の日記
●風水
●招き猫
●七福神
国際連合の七神の福神集団
copyright 2004 maia maniglier
link exprime inc. aiD'en uzu.info