大鼓に本当の意味で初めて出会ったのは2005年も終わろうとしている師走のこと、大倉正之助さんのお稽古を体験するため男女7人の日本人と外国人グループが池上本願寺に集まりました。殆どが寺に入るのも、着物を着るのも、楽器に触るのもすべて初めて、慣れない戸惑いをよそに、とにかくお互い見ながら、さぐりながらの一日でした。男性は大鼓、女性は小鼓という振り分けでした。しかし、残念ながら、小鼓は貴重な体験でしたが、しっくりとはきませんでした。
洋服に着替えて帰ろうとしたその時に、大倉さんに止められ、「大鼓も打ってみる?」。そこで基本の姿勢だけ伺って打ってみました。
その音は、、ビギナーズラックといいますか、初心の心といいますか、シャープにとても気持ちよく打てたのです!
・・・・・私は大鼓だなと確信しました。

目次
調べ
調べ(2):バイクお兄さん
調べ(3):考え方
調べ(4):大鼓との出会い
調べ(5):下谷へ・浄土宗英信寺でのお稽古
八咫烏鼓動隊
2010年11月13日 調べ(4):大鼓との出会い
2010年10月8日 調べ(3):考え方
人生論とは大げさな言い方、私は日常論の方が当てはまると思います。ビッグピクチャーの人生論も大事ですが、毎日どう世界や人と接するかということはさらに重要な事だと思います。人生論・世界論があっても日常論なしでは何の意味もありません。また人生論なしでは日常論もありえないと私は考えます。
例えば、水を流しっぱなしにしないということは日常論です。水代が高いからや、夏の水不足のためではありません。私は若い頃からヨットで旅してきました。ヨットの旅ではそのヨットに積んであるものだけで生活することになります。勿論積める水も電気も食料も限りがあります。真水は制限され、飲み水も、皿を洗う水も、体を洗う水もどう節約(大事にする)して使うか、コツはこういう環境にいるとすぐ身に付きます。それがくせになり陸にいる時でも自然と気になってしまいます(意識的にではなく無意識にそうなります)。自分の分の水だけが足りなくなるわけではでありません、一緒に乗っている皆もそうです。ヨットの場合は4~5人ですが、家にいると10人、ビルにいると何十人、町にいると何百人。そして、動物達、植物達も…。そういう環境に置かれると日常論は自然と身に付くもので、子供の教育はもちろん、大人の教育にもとても良い経験だと思います。面白い話があります。ヨットのシンクに熱いお湯を流すなと昔おそわりました。熱でパイプが溶けるなどの理由だったのでしょうが、日本人の主人と初めてパスタを作った時、驚いたことにヨットに乗ったことのない主人がお湯と一緒に水を流しました。「どうして?」と聞いたら、母から台所のシンクなどに住んでいる神様が怒ると子供の時におそわった習慣が根強くて、不思議なことに日常の生活の中にはそういうエピソードがたくさんありました。やはり繋がっている! これが知恵だと!
国境を超えて、人と生き物と地球と宇宙と神々は繋がっているという事を感じました。八百万の神が住まう日本であったからかもしれませんが、、
その響きは大倉さんと話す時にも感じられます。単なるバイク乗りで上手な演奏をするだけの人ではない!古代から人類が宇宙や自然と共にあり、その証に古代から伝えられてきた祭事、そのひとつとしての芸能の精神。現代社会ではそれが崩れてしまいました。古代より受継がれてきた精神も失われつつ、揺るがされていると思います。宗教、無信教、新宗教、スピリチュアルの孤独さを感じられる現代、向かい合うべきは、まず、人ではないかと、そしてその中でも自分自身だと思います。
精進(しょうじん)すると良く口にする大倉さん、そのことだけに心を集中して努力すること!なんとなく無信教の私に重要なキーワードを与えてくれました!精進する、欲を捨てるとも解釈できます。私は集中すると解釈しました。様々な雑用・雑念に追われ、大事なものを見失いがちな日常で、周りから意識を独立させる訓練でもあります。気になると気にする! それはいやな思い、人へのいやな気を放つことにもなります。精進し、己自身を見つめた時、回りもまた見えてくるものかもしれません。
最近読んだ大好きなSFの若手作家[ sentinelles de la nuit ](ナイト・ウォッチ/夜番)の発想が面白かったので、簡単に説明します:人間がだれもが魔法のパワーを持っています。知らないうちにそのパワーを使っています。人を睨む、悪く思うなどするとその人の精神(頭の上)に黒い渦ができます。様々な敵・恨みを引きずっている人の渦は深い黒で大きくどんどん押されるようになってしまいます。このイメージはあまりにも分かりやすくて地下鉄に乗っている時、ふっと人の頭の上をぼ~と見ようとしている私がいます。また、人の感情は物に移る、物には思いが宿るとも日本では表現されますね。

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調べ
調べ(2):バイクお兄さん
調べ(3):考え方
調べ(4):大鼓との出会い
2010年10月2日 神楽坂テーマパーク、鼓とアドリブ
KAGURAZAKA THEME PARK
あなたの“懐かしい”が みつかるかもしれません。
主催 NOAMI feat. 20th Centurieeeees
●10月15日(金)19:15〜予定、鼓と?のコラボレーションです。是非ともお立ち寄り下さい。
2010年10月15日(金)~17(日) 13:00~20:30(最終日は18:00まで)
15日(金)+ 16日(土)には19時頃からステージ?があります。
【夜の部(18:00以降)】のみ木戸銭(入場料)1,500円 (ワンドリンク付き)
場所 フラスコ神楽坂 /神楽坂駅1番出口/牛込神楽坂A3出口〜徒歩3分
新宿区神楽坂6-16 電話03-3260-9055


2010年10月1日 古代文字と鼓、線の美しさを求めて
古代文字アーティスト集団、天遊組、の展示会第二章は10月9日(土)〜12日(火)に行います。
場所:谷中 天王寺・上善堂、日暮里駅(南口)より3分、千駄木駅より15分
入場:無料 (10:00-17:00)
●古代文字と鼓コラボレーション:10月10日(日)、14:00〜予定●
天遊さんと新しい線の美しさを求めてみます。
約3300年前の、漢字のルーツ「古代文字(亀甲文字)」をモチーフに、書のもつ「線」へのこだわりと、枠にはめない表現方法でオリジナル作品を生み出しています。(天遊さん)
誰にも特技、才能がある。
そこに究極に美しい線がある。
筆の線、船の線、舞の線、言葉の線、音の線、バイクの線、、、
それを描ける人と、またそれを視れる人がいます。
自分はどんな線を描ける?どれだけの線を観られるでしょうか?
(真矢)


2010年9月30日 調べ(2):バイクお兄さん
2002年に日本文化のイベントに出席した際、革ブ
ーツ・インディアン風ファッションに身を包んだその人
の姿は不思議で、どなたかも分からず声をかけました。
偶然にもその直後、在日フランス大使館で日本の打楽器の
伝統を紹介するイベントをお手伝いすることになり、出演者
リストの中にその人の名前を見つけてほぉ~と。
実はこのイベントこそが私の着物と出会うきっかけの夜でもあ
りました。前夜、酒の席でこの日の話をしたら、日本の伝統を紹介
する会なら着物で行かなくちゃ!と後押しされ、このパーティは生
れて初めて、記念すべき、着物を着る夜になりました。
出演者の名前を聞かれ、中々名前が思い出せなくて、結局、「バイ
クお兄さん」と答え、私の中の大倉正之助さんのイメージが固ま
りました。
その後、数年に渡って「飛天」など大倉さんの活動をお手伝いした
り、満月の会に参加したり、お付き合いを続けてきました。
満月の会は心に残る会でした:毎月満月の夜、深夜0時、葉山
の砂浜で大倉さんは一人、狼が吠えるように演奏・奉納して
いました。皆、砂につまづきながら寒い冬も暑い夏もあち
こちから集まって、また去って行った。
毎回違う空、
毎回違う月、
毎回違う音!

1月松の内のある満月は、噛むような寒さをこらえ、
黒富士に赤い火星を眺めながら聞く大鼓の音は、、、ま
さにマジックな一夜、、。
また、ソロの演奏というユニークな活動だけではなく、大鼓
方能楽師としての大倉さんの活動にも興味を持ち、能を見に
行く機会も増えました。中でも横浜能楽堂において大倉さんが
企画した双○能(ふたわのう:バイクの2輪から)は印象的で、受
付、案内、撮影などなど、係員は皆バイク乗りで皮ジャンパーにラ
イディングブーツの姿のままの方々でした。客席には着物を着た
女性の隣に革ズボンと刺繍入りライディングベストを着た男性が座
っているというマッドマックス的な風景でした。最初は多少戸惑い(恐
がって)、入りづらそうな方もいましたが、礼儀正しいライダー達の
丁寧な対応が距離を縮めました。
また、ある日は有名なフランス人バイオリニストとの共演を突然決
めて横浜能楽堂を開けてもらい、知り合いだけを集めた特別な
席にもお誘い頂きました。などなど、大倉さんの人格とクリエイ
ティビティー、活発なエネルギーを感じながらも、能楽師大倉
正之助より私の中ではバイクお兄さんの印象が強く残ってい
ました。
その後、大倉さんと話す機会も増え、共感できる話
から、私自身を再発見するきっかけに気が付き
ました。
2010年9月27日 調べ
ある日、
「私は自分でもまだ良く分かっていない」、
「説明できない団体」、
「良く分かっていない、見ていない」メンバーの
副隊長になりました。
あれ、あれ、いつのまにと振り返るのですが、
今思えばそれがすべての始まりでした。
フランスから来た副隊長


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調べ
調べ(2):バイクお兄さん
2010年9月26日 鼓とバイクに魅せられたパリジェンヌ
来月、初めての鼓のお稽古した日の記念日を迎えます。
最近、この初心の気持ちを思い出す・振り返る機会が多くなり、
鼓とバイクとの出合いを語った当時書いたそのストリーを
今の自分が新たな旅に出たくなりました。

2010年5月23日 綾鼓
先日、強風の中、「幽玄の花」神田明神薪能「綾鼓」を見ました。私は一番後ろで立ち見していたが、強風で巨大なテントは呼吸しているかのようで、幕がかがり火の上のばたばたと、いつでも火が移りそうな勢い。まさに、この能に相応しい雰囲気作り!
ストリーは年寄りの皇居庭師が女御に恋に落ちてしまう。桂の枝にかけた鼓を鳴らせたら姿を見せると約束された庭師が一生懸命鼓を打つ。しかし、それは綾の鼓であり、いくら打っても鳴るはずありません、絶望のあまり老人は池に身を投げる。そして亡霊として現れ、また成仏せず池に戻ります。
能舞台として神社の本堂が使われたため、手前にくる演者たちはちょうど陰に入り、舞台中心から裏だけに光が当たっていた。亡霊の面は「重荷悪尉」( おもにあくじょう)だそうですが、このシテューエションで、面が殆ど暗みの中で、舞の際に多少見えてくるぐらいでした。
白頭で舞うシテの面はほぼブラックホールのようで、その白い衣装と特に長い白い毛は風で激しく舞い、素晴らしい演技になりました。嵐の中で舞う亡霊が見えた気がしました。
また、「綾鼓」(あやのつづみ)という演目とは、、、大鼓のワークショップに続いてみるというちょっと面白いシテュエーションでした。
2010年5月1日 熊野詣で 2010
今年も熊野詣でに参ります!気が付かないうち、4回目となります。毎年同じ所、同じ仲間、この非日常的な場/時は自分にとって貴重な経験と繋がっています。周りの人に助けられ、支えられ、背おられて、、いつかどこか自分も皆に役に立てる/立てさせて頂く日まで、その恩をありがたく頂戴する心の訓練でもあります。
奉納演奏の予定:5月3日 熊野本宮大社、那智大社、速玉大社
八咫烏鼓動隊はバイクで移動しますので、多少の変更はあるかもしれませんが近くにいらしゃる方は、、、、
では、行ってまいりま〜〜す。
風の友、道の友、ご安船を
追って旅の途中のニュースのご期待を!
(以前の風来坊ログはこちらへ)
風を感じ、鼓を打ち、心で奉納!
鼓動隊は大鼓を持って、バイクで出かけ、世界中どこでも奉納します!

謎の八咫烏(やたがらす)とは
日本神話で神武天皇の元に遣わされ、熊野から大和への道案内をした三本足の鴉。熊野三山において烏はミサキ神(死霊が鎮められたもの、神使)として信仰されています。(咫(あた)は長さの単位(約18cm)のことで、「大きい」という解釈)
もっと謎の八咫烏・鼓動隊とは
モーターサイクルクラブ「八咫烏」は1991年に発足しました。「八咫烏」の名称は、初代会長、故藤木芳清氏が熊野本宮大社より正式に使用許可いただいた もので、発足以来、毎年、熊野本宮大社参拝ツーリングを続けています。現会長大倉正之助氏も、その遺志を受け継ぎ、参拝時には大鼓にて二輪交通安全祈願奉 納を行なってきました。参拝を重ねるうち、交通安全を広く解釈し、歩く道、走る道、飛ぶ道、さらには人生の道、それら全ての道中安 全祈願と感謝の気持ちを表現できる方法はないかと考えるようになりました。バイクは原始的な乗り物で、自然の様々な力と人間とのバランスを保って走りま す。その楽しさは大自然の恩恵を受け、人と自然の共存を感じられることにあります。それら森羅万象と交信するすべを求めた時、自然と大鼓にたどり着きまし た。こうして、2006年秋、有志が集まり、日本はもとより世界各地にオートバイで参上し、大鼓で奉納活動を行う「鼓動隊」が誕生しました。メンバーは5 歳から63歳の職業・国籍、様々な14名で構成されています。


