Ukiyoe Renaissance par Tatsuya OKA 「浮世絵のルネサンスby岡 達也」
デジタル技術と越前手漉き和紙による、平成の“浮き世”の表現に挑戦します。
会期:2009年6月3日(水)〜9日(火)10時〜19時
会場:日本橋三越本店・本館 5 階「リビングステージ」にて
実は今回使われる越前手漉き和紙も色々工夫がありました。
和紙の可能性を探りながら意欲的な活動を続ける伝統工芸士が、この展示のために製作したものは、雲肌和紙、雲母(キラ)入り和紙、生漉き(きずき)楮和紙の三種類です。岡と1月から様々なテストと拘りのマリアジュー(時にはそれぞれの腕のぶつかり(^-^))から生れました。今回展示の岡作品は、この三種から各々の作品に合った和紙で、各三十三枚限定で制作されています。
漉き手の思いとそれを使う作家の思いがつながったことにより展開される平成の“浮き世”をどうぞご堪能ください。
伝統的な技術においては、原料が水中で均一な方向に流れるように漉きますが、「雲肌和紙」は、原料の楮(こうぞ)や三椏(みつまた)を自由に泳がせることにより生まれます。染色された色や凹凸とは違う雲肌模様は、自然の動きにまかせて作り上げてゆくものなので一つとして同じ柄はありません。
「雲母(キラ)入和紙」には二層漉きの技術を使います。ベースには無地に漉いた紙を、表面層には雲母を漉き込んだ紙を同時に漉き、まだぬれている間に二枚を合わせ圧着させます。雲母(キラ)は花崗岩などに多く含まれる鉱物で、この結晶を挽いて粉にしたものを使用します。
「生漉き(きずき)楮和紙」の生漉きとは純度100%を意味し、楮だけで作られています。
和紙の製作者:
雲肌和紙 (株)長田製紙所 長田和也(伝統工芸士)
雲母(キラ)入和紙 (株)山次製紙所 山下善久(伝統工芸士)


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