2008年4月14日 能面 現代作家達

現代-能・狂言面作家展(~4月21日(月)まで)は早稲田大学の演劇博物館を訪れる機会でした。
その建物に魅せられました。ドアを押した瞬間に異なった空気・世界に入ります。光、内装は勿論ですが、香り!この、なんとも言えない懐かしい匂い!ドアを締めてしばらく立ち止まりました。タイムトラベル!記憶の隅から様々なフラッシュバックのイメージが暖かく沸いてきました。ぐい〜ぐい〜と唄う板張りの床にタックタックと気持ち良く響くヒールの音。

さて、メインの目的の展示会へ。皆さん30〜40年の制作歴の持ち主です。様々なスタイルの面がとても新鮮でした。静かに見られたことも嬉しいです。特に印象的だったのは、
石原良子作の「渇食(かっしき)」と「万媚(まんび)」の左右のアンバランス/バランスの表現。(師匠:寺井一佑、 岩崎久人)
伊藤通彦作の狂言面「祖父(おおじ)」と「空吹(うそふき)」の質感は陶器のようでも柔らかさのある表情。
岩崎久人作の「姥(うば)」や「曲見(しゃくみ)」は今にも動き出しそうなパワー。(師匠:望月秀晃)
高津紘一作の「般若(白)(はんにゃ しろ))」は人間に一番近い鬼として強く人間性を感じるもので印象的。「邯鄲男(かんたんおとこ)」も、シワのひとつひとつまで強く表現されています。
中村光江作「若い女(わかうおんな)」と「小面(こおもて)」の深いくぼみからできる影と表情と肌のマット感は是非舞台で見てみたい。(師匠:掘安右衛門-初代)

また、3階に伝統演劇についての常設展も興味深いもので、是非お見逃しなく!(能の初の人間国宝、囃し方、大鼓の川崎九淵氏の貴重な写真もあります(鏡の間の調べの写真)

waseda university

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