平成20年度に重要文化財に指定された「旧金剛宗家伝来能面」54面などの展示です。来週までです。
三井記念美術館にて(三越前/日本橋)、1月28日(土)まで、10:00-17:00
※展覧会の趣旨
能の歴史は古く、社寺に奉納する神事(しんじ)芸能としての翁は、鎌倉時代にまで遡るといわれ、当時は猿楽と呼ばれていました。その猿楽に演劇としての能が加わり、現在見るような能楽を大成したのが、室町時代の観阿弥・世阿弥親子でした。この演劇としての能で使われる能面は、神や鬼、怨霊や亡霊など、主としてこの世のものではない役柄に使われ、様々なバリエーションが生み出されました。
今回の展覧会では、館蔵品の中から「能面と能装束」を中心に、「神と幽玄のかたち」という切り口で展観いたします。神体あるいは神の化身としての翁面・尉面、荒ぶる神々としての鬼神面、霊界にさまよえる怨霊・亡霊の能面、夢幻の空間を去来する老若男女の能面など、館蔵の重要文化財「旧金剛宗家伝来能面」54面を中心に、三井家伝来の能装束、楽器や謡本などに、橋岡一路氏寄贈予定品を加えて約90点を展観いたします。(年明けに一部展示替えがあります。)
また、昨年、当館は開館5周年を迎えましたが、5周年を記念する事業の一つとして、当館の能面を紹介する映像が完成し、館内の映像ギャラリーで常時上映いたします。この映像完成に合わせた展覧会でもあります。


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