2010年9月30日 調べ(2):バイクお兄さん

2002年に日本文化のイベントに出席した際、革ブ
ーツ・インディアン風ファッションに身を包んだその人
の姿は不思議で、どなたかも分からず声をかけました。
偶然にもその直後、在日フランス大使館で日本の打楽器の
伝統を紹介するイベントをお手伝いすることになり、出演者
リストの中にその人の名前を見つけてほぉ~と。
実はこのイベントこそが私の着物と出会うきっかけの夜でもあ
りました。前夜、酒の席でこの日の話をしたら、日本の伝統を紹介
する会なら着物で行かなくちゃ!と後押しされ、このパーティは生
れて初めて、記念すべき、着物を着る夜になりました。
出演者の名前を聞かれ、中々名前が思い出せなくて、結局、「バイ
クお兄さん」と答え、私の中の大倉正之助さんのイメージが固ま
りました。
その後、数年に渡って「飛天」など大倉さんの活動をお手伝いした
り、満月の会に参加したり、お付き合いを続けてきました。
満月の会は心に残る会でした:毎月満月の夜、深夜0時、葉山
の砂浜で大倉さんは一人、狼が吠えるように演奏・奉納して
いました。皆、砂につまづきながら寒い冬も暑い夏もあち
こちから集まって、また去って行った。
毎回違う空、
毎回違う月、
毎回違う音!

p2

1月松の内のある満月は、噛むような寒さをこらえ、
黒富士に赤い火星を眺めながら聞く大鼓の音は、、、ま
さにマジックな一夜、、。
また、ソロの演奏というユニークな活動だけではなく、大鼓
方能楽師としての大倉さんの活動にも興味を持ち、能を見に
行く機会も増えました。中でも横浜能楽堂において大倉さんが
企画した双○能(ふたわのう:バイクの2輪から)は印象的で、受
付、案内、撮影などなど、係員は皆バイク乗りで皮ジャンパーにラ
イディングブーツの姿のままの方々でした。客席には着物を着た
女性の隣に革ズボンと刺繍入りライディングベストを着た男性が座
っているというマッドマックス的な風景でした。最初は多少戸惑い(恐
がって)、入りづらそうな方もいましたが、礼儀正しいライダー達の
丁寧な対応が距離を縮めました。
また、ある日は有名なフランス人バイオリニストとの共演を突然決
めて横浜能楽堂を開けてもらい、知り合いだけを集めた特別な
席にもお誘い頂きました。などなど、大倉さんの人格とクリエイ
ティビティー、活発なエネルギーを感じながらも、能楽師大倉
正之助より私の中ではバイクお兄さんの印象が強く残ってい
ました。
その後、大倉さんと話す機会も増え、共感できる話
から、私自身を再発見するきっかけに気が付き
ました。

目次
調べ
調べ(2):バイクお兄さん
調べ(3):考え方

“調べ(2):バイクお兄さん”について1つのコメントがあります。

  1. 田川武史さん:

    記事を拝見させていただきました。

    アジア・エデュケーション田川です。
    突然のメール失礼します。

    大倉正之助さんですが、今回は
    10月22日(金)に東京オペラシティにて

    ピアニストのシプリアン・カツァリス氏
    タップダンサーのHIDEBOH氏

    とのコラボレーション公演を行います。

    今までにない試みですので
    一見の価値はあります!

    ご都合よろしければ、是非お越しください!

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